東日本大震災から三か月。 昨日から今朝にかけての
NHKニュースによれば、いまだ9万人の方々が避難生活を
強いられており、仮設住宅の数も必要戸数の半分以下との事。
亡くなられた方は1万5千人を超え、幸い命を繋ぎとめた方々でさえ、
復興の兆しを実感できているのはその2割。 被災された8割の方々は
震災から3ヶ月が経った今も生活や自立のめどが立たなかったり、
放射能問題も含め、辛く不安な毎日を送られているといいます。
以下の文章は、ヴォーカリストとして今年25周年を迎えられた、
歌手であり女優の今井美樹さんが東日本大震災から一週間後、
オフィシャルブログ内の日記にて綴られたご自身の思いです。
●今井美樹オフィシャルブログ
2011年3月18日の日記より転載。
『
想像を絶する悲劇をもたらした、東日本大震災。
あれから1週間が経ちました。 福島の原発のトラブルなど、
次々と襲いかかる苦難に、ただ声を失い涙が止まらない、
そんな胸が張り裂けそうな日々でした。 しかし、あまりの惨状の中で
辛抱強く耐えて踏ん張っていらっしゃる被災者の皆さんの姿に、
逆に大きな大きな力を頂いて、また、声をあげて泣いてしまっています。
まだ、なかなか上手く言葉にできません。が、1つだけ。
世界中がみなさんを見つめています。 被災された方々、そしてその皆さんを
不眠不休で支えていらっしゃる方々の辛抱強さと勇気に世界中が感動し、
力になろうと動いています。 どうか、どうか、その大きな愛が皆さん
一人一人に届きますように・・。 遠くからですが、私も自分でできること、
させていただきます。 昨日今日とテレビで、率先してこの現状の中で
力強く動いている子供達の姿を見ました。 なんとしっかりとした活動ぶり。
未来を背負った頼もしい子供達。 涙をこらえ頑張る彼らの姿を見て、
この子供達を育ててきた親御さん、地域の愛、大人達の姿が
想像出来るようでした。 力強い大人達に支えられた子供達が、
「 この街を支えたい! 」 と言う・・。 時間はかかると思いますが、
彼らの街に、未来への希望を見た気がしました。
原発でも、決死の活動をされています。
避難を強いられた住人のみなさんの不安と怒りはいかばかりでしょう?
でも今は被害の拡大を必死で食い止めようとなさっている
みなさんの為にも、何かを非難することより、信じていたです。
今日、ドラマ 「 冬のサクラ 」 の撮影が全て終了しました。
最終回の撮影、今日この日までに、スタッフ、俳優人にどれほどの葛藤と
苦しさがあったでしょう。 こんな最中に撮影を続行することを決めた
スタッフの決断に感謝します。 この出来事の中で撮影を続けさせて
貰えた事の意味と使命を感じながら、私達みんな、命の尊さ、大切な人を
思う気持ちに、より丁寧に向き合って最後まで走り抜きました。
取り急ぎ、そのことをご報告させていただきます 』 ( 転載は以上 )
まーりたんが小学校6年 ( 中学だったかも? ) の時、親友と観に行った
楳図かずお先生原作の映画 『 漂流教室 』 。 エンドロールでは
今井美樹さんのデビュー当時の曲 “
野生の風 ” が流れてました。 後、
訪れたバブル期は丁度、花の落ちこぼれOL時代

今井美樹さんご出演の
トレンディードラマ ( ←今となってはデッドワード?

) を観て、

色んな事に悩み、人生の荒波第一波?で もがいていた20代から30代
前半は、その推進力溢れる歌詞に、自分自身と向き合う勇気を貰ったり

熱狂的なファンではないものの、まーりたんは今井美樹さんに常に背中を
押して貰いながら半生を歩んできた、と言っても過言ではない世代です。
まーりたんより2つ年上の、ウチのダンナさんもまた然りで、昨日は
無理やり?仕事を17時で切り上げ、昨夜は以前から楽しみにしていた
大分市の
iichiko ( いいちこ ) グランシアタ で開催された
今井美樹さんのコンサートツアー大分公演へ行ってきました


「 2011年6月10日、大分公演のチケットですニャ~ 」

「 12日は宮崎公演らしいね、ご実家にも寄るのかな? 」
ステージに現れた今井美樹さんは、胸の大きく開いたオフホワイトの
シフォンドレス姿

裾はギザギザのアシンメトリーになっていて、
まるで妖精の羽みたいでした

女性らしさを際立たせるドレスの下には
シルバーのカーゴパンツ。 ロングドレスにスニーカーを合わせたりと、
いつもどこかカジュアルに着崩す所が彼女らしいなぁ、と感じました
コンサートでは今年の3月にリリースされた新曲 “
memories ” と
そのカップリング曲であり、越路吹雪さんの代表曲をカバーした
“
ラストダンスは私に ” を筆頭に、25周年記念ベストアルバム
『 アンソロジー 』 にも収録されているコブクロとのコラボレーション曲
“
太陽のメロディー ” 、更には “
野生の風 ” “
PRIDE ”
“
ミスユー ” “
雨にキッスの花束を ” “
愛の詩 ” などなど、
映画やドラマの主題歌としてもヒットした、思わず泣けてきそうな名曲の
数々を、休憩を挟み約3時間に渡って20曲ほど届けて下さいました

ウチのダンナさんは感極まった様子でホントに泣いてました


( 会場で配られたベストアルバムとツアーのPRポップ )
今井美樹さんの歌声は太陽みたいに明るくて、高原を渡る風のようにさらりと
した心地良さもあり、のどかな山々や田園風景をゆったりと眺めているよう
ご出身が南国、宮崎県のせいもあるのかな? なんて思ったりするものの、
明るく爽やかな中にも深い愛や癒し

、慎み深さ、潔さなど、そんな
人としての奥行きすら醸しているのはきっと、与えられた境遇といつも
真剣に向き合い、頑張ってこられた今井美樹さんご本人の真摯なお人柄、
ひたむきな努力の賜物なんだろうな、と個人的には凄く感じたりします

失礼かもしれませんが、歌声も二十年前のそれより、アラフィフ世代と
なられた現在の方がずっと素敵です

彼女が本来持っていたナチュラルな
イメージがすっかり本物になった感もあり、揺るぎない自信と寛容さすら
漂っていました

今井美樹さん、本当に綺麗でした

コンサートの終盤では、東日本大震災に寄せるご自身の想いも言葉少なに
語られました。 今回のコンサートツアーでは東北の被災地も訪れる予定
だったそうですが、仙台と盛岡公演は中止せざるを得なくなったとのこと。
理由はコンサート会場の電気系統がまだ完全ではなく、お客様の安全面も
考慮した上での決断、と公式サイトでは発表されていました。 ですが、
それは言い訳になると思われたのか、今井美樹さんご自身の口からは
仙台、盛岡公演中止の理由は語られず 「
残念です 」 との一言。
また 「
“ PIECE OF MY WISH を聴く度、とても励まされます ”
と おっしゃって下さる東北のファンの方もいて、こんな自分にも何か
きっと出来る事があり、そしてそれが自分の役割だと感じました 」 とも。
大震災当日、今井美樹さんはちょうど今年の冬に放送されたドラマ
“ 冬のサクラ ” の最終回あたりの収録中だったらしく、
「
皆さまが大変な時に、こんなことをしている場合ではない 」 と
一時は中断も検討されたそうです。 しかし、
ドラマ “ 冬のサクラ ” は
命の尊さや思いやりがテーマであることから、スタッフと話し合い、やはり
きちんと完結させるべきだとの結論に達し、ロケを続行されたそうです。
この話をされた後、会場の空気感に気を遣われたのか、今井美樹さんは
「
“ 冬のサクラは観てなかったよ~ ” という方は、今年の秋に
DVDが発売されますので、そちらを購入して観て頂ければ・・・
」 と、
彼女特有の照れ笑いを浮かべながら お客さんたちの笑いを誘い
会場の空気を和ませていました。 人の心に敏感で、常に周囲に気を配り、
それでいて明るく前向きであり続けようとする、彼女のあくまで優しい
お人柄が、手に取るように伝わってきました

見えすぎる心と折り合いをつけるまでのご苦労はいか程だった事でしょう。
ドラマ “ 冬のサクラ ” の主題歌でもある山下達郎さんの
“
愛してるって言えなくたって ” も披露されましたヨ、照れながら

また、今回のツアーでは東日本大震災のチャリティーも兼ね、
売り上げを復興義援金として日本赤十字社に寄付する
復興支援チャリティーTシャツの販売もされていました

まーりたんがコンサート会場で購入したTシャツはこちら


25周年メモリアル&ツアーロゴがデザインされた
カラフルなフラワーTシャツ ( 3500円 )

マンジ君にはかなり大きいみたいだし・・・

、こだぬき君、
ちょっと試着して、ブログをご覧下さってる皆様にご紹介してくれる?

この続きは
次回・・・かな?

長い記事にお付き合い頂き、ありがとうございました

偶然にも今井美樹さんのコンサートへ出かける前日、
宮城県在住のブロ友さん yossi さんがご自身のブログ
『
オルゴールCDマニア♪ 』
コチラ の記事にて、
今井美樹さんの代表曲とプロフィールをご紹介されていました

お時間がございましたら是非、ご覧下さい
