大分県内在住の社会人20名で編成されたアマチュア ジャズバンド

“ ミッズ・ジャズ・オーケストラ ” の結成20周年記念チャリティコンサートに
先月末、ウチのダンナさんと二人で出掛けてきました


いいちこグランシアタ。 バンド名の “ MID’S ” は “ 中年 ” の意味らしく
結成当時、メンバーの皆さんは花の中年揃いだったから、とのこと


現在はナイスミドル

ジャズ愛好家の方々も加わり、総勢20名のビッグバンドに成長されています

●ミッズ・ジャズ・オーケストラ公式サイトはコチラ

ダンスパーティーや各種イベント、施設への慰問コンサートも依頼できる様です

ところで、まーりたんは わたせせいぞうさんに被れていた二十歳のバブル期に
グレンミラーとサラ・ヴォーンを聴き齧った程度で、ジャズたるものに嗜みは無し

相方も然りですが、有難い事に知人がミッズのメンバーで、この度 是非に


チケットを頂きまして、見聞を広げるべく、おっかなびっくり行ってきた次第です


ステージ中央・タキシード姿の男性は、バンドマスターの川野さん。
ちょっぴり小和田哲男さん似で、場を和ませる温和な雰囲気をお持ちの方です

撮影は自由だったんですが流石に暗く、フラッシュを焚きまくるのもアレなので
写真はこれきりにして、あとは素敵な演奏を心行くまで鑑賞させて頂きました

この日の演奏曲は以下の通り




また、バンドマスターの川野さんは1ステージ目の終わりに、サービストークで
シカゴ最古のジャズバー・グリーンミルに通っていたという アル・カポネの話を
して下さり、穏やかで優しい川野さんのお喋りに 思わず聞き入ってしまいました

グリーンミルは、ジャズ愛好家の方々にとっての聖地なんでしょうかネ・・・


禁酒時代のヤミ酒場・スピークイージーでも、その名を轟かせた暗黒街のボス

アル・カポネ。 それなのにどうして、彼の名を聴いただけで、こんなにもワクワク
してしまうのでしょう

すすんで行ったというアル・カポネ。 まるでギリシア神話に登場する神様みたいに
周囲はただ翻弄され、それでもこうして今も人々の心を惹きつけてやまないのは、
彼に計算の無い純粋さを感じるから、なのかもしれません


そんなわけで夢心地の内にコンサートは終了し、ホール出口で目に入ったのが
今月22日に当所で上演予定の有名なミュージカル 『 王様と私 』 のポップ。
美女と野獣に少し似たお話で、一度は観ておきたいと思いながら、なかなか・・・。
今回は、テレビドラマで大友宗麟を演じて下さった松平健さんがシャム王役の様。
A席指定3000円と、それほど高くはないけど、月曜かぁ・・・


松平健さんほど殿様や王様が似合う方は居ませんね。 逆に民役は無理かも

誰ですか




タイ仏教の改革と、列国との外交に尽力したタイ国王・ラーマ4世の実話を基に
創られたという物語 『 王様と私 』 。 宜しければ、あらすじを


頑迷ながら心根は優しく純粋なバンコク・シャムの王様

保護政策と称して野蛮国の植民地化を推し進める大国の脅威に備えるため、
イギリスから家庭教師を呼び、王子と王女らに西洋の教育、文化を学ばせます。
そして大国より訪れた特使の前で、シャム王はイギリス人家庭教師アンナの
アドバイスを素直に受け入れ、西洋のダンスや演劇を存分に披露。
植民地化を目論む特使の認識を改めさせることに成功します

ところが、そんな時、シャム王への貢物として隣国より献上されていた女性
タプチムが、密かに愛を育んでいた恋人・ルンタと逃げた事でシャム王は激怒

ルンタを捕え処罰してしまいます。 家庭教師アンナは、シャム王を野蛮だと罵り、
王宮を出て自国へ戻る決意をします。 愕然とし、深く傷つくシャム王・・・。
イギリス行きの船

親書が届きます。 そこには家庭教師アンナへの溢れんばかりの感謝の気持ちと
夫をどうか赦して下さい、とのお詫びの言葉が。 そして今後は王子が国の遅れを
直していく、と・・・。 手紙の最後にはシャム王が重い病気にかかり、静かに死を
待っているとの報せが添えられていました。 手紙を読んで動揺するアンナは・・・。
とまぁ、こんなお話です

遠藤周作先生の王の挽歌をドラマ化した 『 大友宗麟物語~心の王国を求めて 』
で、松平健さんが大友宗麟役を演じて下さったせいもあるかもしれませんが、
まーりたんは、王様と私のシャム王と、大友宗麟公のイメージが重なるんです。
宗麟は自国強化の為に西洋( 南蛮 )文化を積極的に導入しますが、
「 野蛮な戦は憎しみの連鎖を生むだけ 」 と諭すキリスト教の教えにも
素直に耳を傾け、妻や家臣に反対されても純粋に信じようとします

しかし、乱世ではそれが叶うはずもなく、領地領民を守るために奮闘し、
挙句には病の体をおして、秀吉さんの元へ頭を下げに行くのです。
頑迷固陋な宗麟。
けれども最後は何一つ望まず 静かに、聖人の如く、また偉大なる獅子の様に、
神父一人に見守られ庵寺で死を迎える姿など、シャム王と錯覚するほどです。
豊後国守護で、最盛期には九州の覇者とまで呼ばれた大友宗麟公。
分類上は戦国大名だけど、現世で生き抜くための戦術を身につけ、自己正当化に
慣れきった他の多くの戦国大名らとは、異質な存在の様な気がするんです。
南蛮商人や宣教師たちが、宗麟を 「 王である 」 と言ったように、
まーりたんも、大友宗麟公は中世豊後国の王様


人の心を切なくする宗麟公のせいで、お腹が減ってしまいました

先日、ウチのダンナさんが 「 会社帰りに寄ったコンビニで見つけた

帰還するなりどや顔で差し出した


おまいの家紋など、おくちにポイしてくれるわ~

ひょええ~、それだけはご勘弁を~



「 まーりたんさんは、松屋寺へ行った日以来、まだ平成の世に戻って来て
ないんじゃないだろうか。 今日のおやつも家紋だし、何だか心配だなぁ


「 鬼ババまーりたんのオツムが留守の間に、こだぬき君も羽を伸ばせば
良いのだニャ。 本日はバカンスごっこニャど如何かニャ


「 マンジ君劇場のロケは嫌いではニャいが、結構ハードワークだからニャ~

ややっ、クッキーの家紋は22種類もあるのだニャ


「 マンジ君はいつも気楽でいいなぁ、羨ましいよ・・・

一家紋一里? 家紋クッキー楽しく美味しく頂いてまぁす


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