黒田官兵衛さん縁の地、福岡県 行橋市の 行橋市歴史資料館 にて、今年
12月14日まで開催中の特別展 『 秀吉・黒田官兵衛見参~馬ヶ岳城の世界 』
見学レポを引き続き、お届けしています

飾られていた大河ドラマ登場人物のイラストが、あまりにも素敵だったので

ご紹介したところ、いつも拙ブログへ足を運んで下さる皆様から大きな反響を
頂きました。 なので調子に乗りまして、もう2画像ほど掲載したいと思います


そのハイクオリティさに圧巻と同時に

歴史上の人物と、それを演じられる役者さん方への心遣い、敬愛の念すら感じ、
暫く時間を忘れて見入ってしまった次第です。 心を込めて描かれたんだろうな

イラストレーターさんのお名前が分からなかったのが、ほんと悔やまれます



前回掲載した精鋭・黒田武士の面々。 今回の内田お濃姫、江口信長さん、
竹中秀吉さん、黒木おねさんの他にも、谷原半兵衛さん、柴田職隆さん等々、
どの作品も本当に素晴らしかったです

いらっしゃいましたが、トップに飾られていたためポカンとなって、そのまま写真を
撮り忘れ・・・。 ただそれだけの理由でここに載せられなかったのです、ハイ

素敵なイラストが飾られた廊下の突き当たりには、広いテラスへ通じるドアがあり、
テラスには芝生の中庭へ降りる階段も付いてます。 テラスからは行橋市街地を
一望。 遠く南西の方角は、行橋市を包んで広がる福岡県 京都( みやこ )町。

京都(みやこ)は、黒田官兵衛さんが豊前六郡を領していた時代に、既に在った
地名です。 由来は、悲劇の勇者ヤマトタケルの父・12代景行天皇の九州巡業
話にまで遡り・・・これを始めたら長くなりそうなので

があれば綴ります

行橋市歴史資料館のテラスから南西の方角には、黒田官兵衛さんが豊前六郡を
与えられて最初に入った城 馬ヶ岳城址が遺る 馬ヶ岳もばっちり見えるんですよ。
上の画像




これが馬ヶ岳で、向かって左、標高208mの山に二の丸、右側216mの山に
本丸があり、殿様の居館は北側の麓。 ちょっと見はラクダの背みたいですけど、
その形を、むりくり?神馬の背に見立てて、馬ヶ岳という名前が付けられた様

天慶5( 942 )年築城、神馬に纏わる馬が岳城伝説は、過去記事コチラで。
では、そろそろ特別展開催中の歴史資料館企画展示室の中へ入ります




模型を製作されたのは、なんと京都高校の1年生

遺構の本格的な測量調査から、その測量図を基に自ら何度も現地へ足を運び
踏査をして





また、麓の館には天正15( 1587 )年3月29日と30日の2日間、秀吉さんが
宿泊した記録も残されている様。 天正15年の秀吉さんの九州入りといえば
九州征伐です。 秀吉さんの惣無事令を無視して九州制覇を目指す島津軍を
征伐する為、前年の天正14( 1587 )年7月25日に先ず、黒田官兵衛さんが
秀吉さんの命で4千の兵を率いて九州へ。 露払いが済んだところで翌年3月、
秀吉さんと弟の秀長さんが25万とも云われる大軍を率いて、九州入りします。
この時に、豊後鶴崎城では吉岡妙林尼さんの女傑伝説が生まれたんですね~

九州入り早々馬ヶ岳城に2泊した秀吉さんは、4月1日に田川郡添田の岩石城を
落とし、益富城で秋月氏びっくり一夜城大作戦も成し遂げ、島津氏方の城を攻略
しながら、通り過ぎた後には今に受け継がれる伝説も残しながら、更に南下


続いては、馬ヶ岳城模型の隣、こちらも展示室の中央に置かれているものです。
そうです




どうせまたレプリカでしょ、って




重要文化財・黒田長政所用の黒漆塗桃形大水牛脇立兜は、福岡市博物館蔵の
はずなんですが、なぜかココにも

確かに黒田長政公が使用していた兜との事です。 そういえば、大水牛脇立兜は
福島正則さんと仲直りの証に、竹中半兵衛さんの遺品でもある一の谷兜と交換を
する際、それぞれ写しを作ってはいるし、幾つかスペアが存在してるのかしら

とにかく、こちらの大水牛脇立兜は正真正銘、レプリカではありません

さらに本物大水牛脇立兜が納められているガラスケース越しに見えております
この


赤地に白餅柄の旗指物

加増を受けるに通じる縁起の良いものとされ、多くの武家が家紋や旗紋として
用いていた様です。 あっ、そういえば


付いてますね。 で、これも本物


ガラスケースの中の本物大水牛脇立兜も、黒田藩庁の大幟も、個人蔵。
これらを代々受け継ぎ保管されているお宅は、黒田家臣の末裔?気になる~

続いては、行橋に濃い足跡を残されてる後藤又兵衛さんのコーナーです

今回の特別展では、後藤又兵衛さん所用の槍だけでなく、何と

まさかの生活用品まで展示されているんですね~

レジェンドカラーが強い武将さんだけに、夢かうつつか、でも現実でした


金石餅飾り付の又兵衛さんの兜と、壁に掛けられてる槍はレプリカですが、
兜の左に並んでいる品々、又兵衛さんの遺品は個人蔵の本物です。
引っ張って申し訳ないですけど続きは次回、後藤又兵衛さん出奔のお話も
交えつつ、心してご紹介させて頂きたいと思います


ご興味ある方、どうぞお楽しみに


あっ、載せ忘れるとこだった!
先日、mobilewalkさん がご紹介されていたオクラのせ冷やし中華。
すごく美味しそうだったので、我が家も作ってみました


盛り付けが微妙に大雑把なのは、いつもの事ですので・・・

これからの暑い季節に向けて、血液さらさらミズノゴトシ

ウチの相方、納豆食べてくれないので、オクラで立ち向かう事にします。
ウケも良かったです、mobilewalkさん、感謝


※本文中の下線付き部分は、当ブログ内関連記事へのリンクです。
記事を最後までご覧下さり、ありがとうございます

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