臼杵市との境に位置する大分市南部、 吉野梅園の満月蝋梅。

地を這う龍の姿にも似た

吉野梅園では昨日から、早春の訪れを告げる梅まつりが始まりました

今回は 『 府内今昔シリーズ 』 をお休みさせて頂きまして、早速
出かけてきた吉野梅園梅まつり初日の様子をお届けしたいと思います

真冬の枯れ枝に黄色い蝋( ろう )の花を散りばめた様な佇まいから
その名が付いたと言われる 『 満月蝋梅( ろうばい ) 』。
蝋梅は1月頃から咲き始めるため満開は少し過ぎていましたが、まるで
蝋細工の光沢と



蝋梅の花言葉は、先導、先見、慈愛、優しい心

早咲きの梅のようであって梅ではなく、欲しい、観たいと思った頃には
その姿はもうどこにも無い。 蝋梅はそんな花なんだそうです

こちらは天満社近くの紅梅

沢山付けてますが、まだ一輪も咲いてません。 今週末ぐらいかな



で、ココの現地解説板

昨年の 吉野梅園梅まつり記事 の中でも、簡単にご紹介をさせて
頂きましたが、興味のある方はどうぞじっくりとお読みになって下さい



吉野梅園の歴史は鎌倉時代の幕開けと共に始まり、福岡の太宰府天満宮
にも縁があることから、地元では梅の木天神という名前でも親しまれてます。
また、戦国時代の豊後国主、大友宗麟公 は吉野梅園で宴を開いた
際、梅の枝を折って活花にしようとしたところ、天神様が降臨した御用人の
湯布弥太郎から、きつーく叱られてしまったんだとか

それから毎年、梅の木天満社への奉納行事を続けたんだそうです


1192年、京都堀川御所騒動を逃れ、豊後国へ移り住んだと伝わる
藤原信近の息子と、福岡の太宰府天満宮に由来する臥龍梅



うろだらけで、見るからに骨粗鬆症状態


なければ立っていられない程の老木ですが、「 まだまだ若い者
には負けられん



その臥龍梅の蕾は



やはり見ごろは昨年と同じ、3月始め頃かな


満開を迎えた吉野梅園の様子は昨年の梅まつり記事を御覧下さい


大友宗麟公のオイタ




境内ではちょうど浅草流、片島里神楽が奉納されており、
参道の石橋下ではボクたち



その脇をすり抜けた先には、新緑の季節と錯覚するほどの陽光と、
瑞々しい木々の葉が生い茂る杜



昨日の日曜日は終日、素晴らしい好天に恵まれました


園内売店では、今年も吉野とりめし保存会のマダムたちが、
大分の代表的な郷土料理 鶏飯おにぎりを販売中



吉野梅まつり特設ステージでは、熊本県は天草ご出身の演歌歌手
原川二郎さんのリサイタルが繰り広げられてましたヨ



北島三郎さんや、鳥羽一郎さんのナンバーを飛ばしまくってましたが、
そのお声は実に大らかでパワフル。 吉野梅園の駐車場に
まで響き渡っておりまして、最初は本物が来ていらっしゃるのかと

トークも冴えてらして、中高年の方々( まーりたんも含まれます

からは、綾小路きみまろさんのステージさながらに笑いが起き、
気になって帰宅後に調べてみたところ


北島三郎さんの物まね歌手として既に正式デビューも果たされている
プロの方でした


園内のポスターを撮影



コチラのサイトにプロフィールが載ってます。 ご興味ある方はドウゾ

さて、梅の木天神で早春を告げる蝋梅の香り

芽吹くような


さらにもうひとつ、まーりたんのとっておきの早春賦 は・・・
あら、マンジ君




早春の気配を感じると聴きたくなるのは、サラ・ヴォーンさんの歌う
『 ラバーズコンチェルト 』 。 バッハの名曲をアレンジし、
これまたあまりに有名なヴォーカルの女王サラ・ヴォーンさんが
大らかに、パワフルに歌い上げたスタンダードナンバーです

因みに このCD 『 サラ・ヴォーン ポップス ベスト ヒッツ 』 は
二十歳ぐらいの時、わたせせいぞうさんのハートカクテル の影響を
ダイレクトに受け、購入しました


愛おしいと思える年頃に やっとこさ到達しつつある今日この頃です

「 なんて優しい雨なんでしょう。 花は咲き、鳥たちは高くさえずり...


とまぁ、恋する乙女心

パンチの効いた歌声から、まーりたんは 一雨ごとに暖かさを連れてくる
春先の雨や





昨日の冬晴れから打って変わり、今日の大分市は3月中旬並みに
暖かく、春の訪れを告げるジェントル・レインが降ってます

マンジ君、こだぬき君、ラバーズコンチェルト 一緒に聴いてみる


YouTubeにリンクしていますので、良ければ皆さまもどうぞ

※本文中の下線付き部分は、当ブログ内関連記事へのリンクです。
記事を最後までご覧下さり、ありがとうございます

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