上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:-- |
△
日々の生活を彩る ちょっと素敵な出来事たち | ||
終日好天に恵まれた昨日 ![]() 使われた大分市鶴崎と熊本とを結ぶ 肥後街道を巡ってきました ![]() ![]() 熊本城の築城主としても知られる肥後のお殿様 加藤清正公は、 関ヶ原の戦功により豊後鶴崎( 現在の大分市鶴崎地区 )を加増されて 以降、町の整備に努め、鶴崎の領民をとても大切にしたそうです ![]() 今でも鶴崎の人達にとって清正公は特別な存在で、敬愛されてます ![]() 文久4( 1864 )年には勝海舟や坂本龍馬も歩いたという肥後街道沿い、 かつての今市宿場町外れに建つ 丸山八幡神社。 ![]() 慶長15( 1610 )年、加藤清正公が参勤交代の安全を祈願して創建。 清正公は慶長6年、鶴崎に 雲鶴山 法心寺も建立しています。 今年は清正公生誕450年という節目 ![]() 神社や仏閣、祭りも多く、機会ある毎にご紹介できればと思います ![]() では早速、今回は清正公が肥後街道の今市宿場町に建立した 丸山八幡社( 丸山神社 )に伝わる物語 ![]() ![]() 大分市・伝統文化継承の会プレゼンツ のつはる物語 『 尾を切られた竜 』 を、 「 」 部分はソフトな大分弁バージョン( まーりたん翻訳 )で お届けさせて頂きます ![]() ![]() お時間の許す限り、どうぞごゆっくりとお楽しみ下さい ![]() 『 今市の丸山神社には、ひぐらしの門と呼ばれる立派な楼門があり、 楼門の入り口正面には、今にも動きださんばかりの、それは見事な 彫刻がありますが、これには実はこんな言い伝えがあります ![]() むかし、今市は土地が高い所にあったので、田んぼに水を引くことが 出来ず、溜め池を掘って田んぼを作っていました。 溜め池は、丸山神社からそれほど遠くないところにありました。 ある年のこと。 いつもは満々とたたえている溜め池の水が、日照りでもないのに 一日一日と減って行くので、村人たちは心配で心配でたまりません。 水はどんどんと減って、ついには池の底わずかになってしまいました。 溜め池はカラカラに乾き、ひび割れができました。 このままでは稲がみな枯れてしまうと、途方に暮れる村人たち。 ![]() 「 月夜ん晩、溜め池んそばに竜がおった! 」 という村人が現れました。 誰一人信じる者はいませんでしたが、 あまり真剣に言うので、数人の村人が確かめる事になりました。 ある月夜、数人の村人が恐る恐る溜め池に近づき、そして木陰から そっと水面を見ると、青白い月が水の無い溜め池の底を照らしていました。 すると、溜め池の真ん中に何か大きな石のようなものがあります。 「 溜池ん中に、あげえでけえ石があったかえ? 」 と、一人がつぶやいた時、石がグラリと動いたのです。 村人は皆、わが目を疑いました。 そこでは大きな竜が、僅かに残った溜め池の水を飲んでいました。 村人は声を上げるのも忘れ、その様子を呆然と見ていました。 ![]() やがて竜はゆっくりと頭を持ち上げ、丸山神社の方へ姿を消しました。 竜の姿にぼうっとしていた村人は、はっと我に返ると村へ跳んで帰り、 早速この出来事をみんなに知らせました。 驚いた村人達は集会をひらき、どうしたらよいかと色々考えました。 「 溜め池ん水がアッちゅうまに 減っちしまうんは、あン竜が飲みよるけんやな。 こまんのう。 どきからやっち来よんのかのう? 」 思い当たる村人は誰もいません。 二日ほどして村人の一人が、 「 丸山神社じ、立派な竜ん彫り物を見た事が あんけど、もしかしち、あン竜じゃなかろうか? 」 と言い出しました。 村人たちは皆信じられない様子でしたが、 他に考えようもなく、一応確かめる事にしました。 その夜、数人の村人が竜を見たのと同じ時刻に神社にやってきました。 すると竜の彫り物はなんと、ぽっかりと抜け出していたのです。 あくる日、楼門を再び見に来ると、竜はちゃんと彫り物のままでいました。 「 見事な彫り物やけん、魂が宿っちしもうたんや 」 村人たちはまた困ってしまい、集まって話し合いました。 「 こんままじゃ、米が穫れんごとなるで 」 「 でん彫り物を壊すんは、何かなしむげねえなぁ 」 村人たちは頭をかかえました。 「 本物んごとあるけん、いけんのかん知れんで。 彫ったシに言うち、ほんのちいっと傷をつけちみる っち言うんはどげえかえ? 」 村人の一人が言いました。 彫り物に傷をつけるとは、いかがなものかと皆はしぶりました。 しかし、他に良い考えも浮かびません。 ![]() 村人たちは仕方なく、竜を彫った大工を呼び、傷をつけてもらう事に。 大工はとても嫌がりました。 何しろ精魂込めて彫った竜だったからです。 傷をつけるなど、わが子をのみで傷つけるようなもの。 だからといって、このまま村人たちが困っているのを見過ごす訳にも 行きません。 大工はしぶしぶ竜に傷をつけることにしました。 そして龍のシッポのところを少しだけ切り取りました。 不思議な事に、それ以後 竜は楼門を抜け出さなくなりました。 ![]() 溜め池の水もだんだんと水かさが増し、枯れる寸前だった稲は 生き返り、秋には黄金の穂をつけました。 それからのち、村人は田んぼの水に困らなかったそうです。 おしまい ![]() さあ ![]() これが噂のドラゴンが宿る丸山神社の ひぐらし門です ![]() ![]() 伝説の竜くんは・・・居ますね、この上に ![]() ![]() ![]() それではいざ、丸山八幡社 ひぐらしの楼門へ ![]() 「 この続きは次回だヨ ![]() ![]() ( 愛嬌たっぷり♪ 野津原神社の狛犬君 ![]() というわけで、続きは次回にて ![]() ![]() ※本文中の下線付き部分は、当ブログ内関連記事へのリンクです。 記事を最後までご覧下さり、ありがとうございます ![]() スポンサーサイト
|
||
Copyright © まーりたんの暮らし探訪記 All Rights Reserved. Designed by 無料ゲーム-ダンボール Template by タイラーぶろぐ |