ゆうべ遅く、今夜は満月だった

煌々と輝くお月さまに虹色の輪っかが掛かってました


慌ててデジカメを持ってきて、夜景モードで撮ってみたものの、
オリオン座大星雲か・・・これは


さて、2012年 盛夏の宮崎レポは今回も続きます


遠くを流れる小丸川から、心地よい風が吹き渡ってくる丘の上

山は蒼く、田園には色づき始めた稲穂。 文字通り山紫水明

思わず今井美樹さんの “ memories ” を口ずさみたくなる眺めです

今まーりたんが居る場所は、宮崎県児湯郡 木城( きじょう )町の山城
高城城址。 東側主郭の曲輪から、城郭南の方角を見下ろしてます。
現地解説板にある通り、ここは天正期 薩摩の島津氏と豊後の大友氏が
小丸川一帯で高城川原の戦い( =耳川の戦い )を
繰り広げた際、島津軍の本部として使われた場所です


というわけで、完全アウェーな城跡にお邪魔しているんです

古戦場はニガテという方


高城川原の戦いは、島津軍の侵攻に太刀打ち出来なくなった
日向の大名 伊東義祐が、豊後の大友宗麟に助けを求めたのを機に、
「 九州制覇に乗り出した新興勢力 島津勢をこの際、討ち破ろう

大友氏は立ち上がるわけなんですが、挙兵すべきと言う者や、
島津との和睦をすすめる者、時期尚早だと反対する者など、
大友氏トップチーム家臣団の中で意見が分かれます

高城川原合戦の年=天正6( 1578 )年、大友宗麟は48歳。
家督を息子に譲って隠居し、念願だったキリスト教の洗礼も受け、
ライフワークである 理想郷ムシカ 建設の最中でした

ドラマ 大友宗麟物語~心の王国を求めて( 原作・王の挽歌 )では、
宗麟は家督を譲った息子・22代大友義統に、立花城督を任せている重臣
立花道雪( =戸次鑑連 )の意見を聴くよう何度も促しますが、
「 母上を不幸にしたうえに、私まで疎むのか 」
義統は父である宗麟へ詰め寄り、軍師の反対もよそに出陣を決定

宗麟も、亡き父・20代大友義鑑から受けたと同じ苦しみを、無意識の内に
息子にも味わわせていたことに気づき愕然。 閉口してしまいます

結果は大友氏の大敗北に終わります。 吉岡妙林尼さんのダンナさんを
始め、優秀な家臣達を大勢失った大友氏は、衰退への道を辿る事に。

まーりたんがお邪魔しているココ、児湯郡 木城町の高城城跡は、
大友氏にとってはアンラッキーなお城ながら、島津氏にしてみれば
大友軍を討ち破った後の豊臣軍による九州征伐時にも持ち堪えた
不落の山城であり、英雄伝説とともに語り継がれているようです


赤いマークの現在地


現在は城山公園として以下の通り



ぞうさん滑り台





高城川合戦( 耳川合戦 )戦没者の供養塔です。
動乱の時代を懸命に生き、亡くなられた先人の方々全てに
しっかり手を合わせ、心してレポ記事を書きますからと許可願い

「 こりゃまた帰りはラブワゴン状態やな 」 と
ウチのダンナさんが苦笑い。 つまりクルマが満員になるという事です

立花城のある福岡県糟屋郡 新宮町の立花山を訪ねた帰りにも、
ご挨拶らしきものがありましたので、良いんです別に


お城や歴史探訪をされている方なら、それなりに感じてるだろうし。
さらにウチのダンナさんは
「 今月WOWOWで、ステキな金縛りが
あるみたいやけん、観らんとな


誤解を招かない様に書いておきますが、まーりたんもウチの相方も
霊感はありません


もし見えたら腰を抜かします

「 もしかするとメッセージかもしれない

“ ささやかで嬉しいハプニング ” に、割と頻繁に遭遇するというか

具体例では、宝くじの小額当選が続いたり

スピードくじでポカリ900mlが当たりました

チョコチョコと書いている 普通なら見過ごすような些細な事です

こちらは小ぶりの天守閣風?メロディー時計台


小丸川流域( 高城川原 )を見下ろす展望台になってます。
では、小さな橋( 中世から現存する竪堀 )を4か所渡って
そろそろ下山するとしますね


道路右側手前の、やや色の濃い小山が、高城城址です


標高は60mほど。 もうあんなに遠くなっちゃった・・・。
で、180度向きを変えると・・・ここは高城川合戦場跡


この道路は隣町 高鍋町へ続いてます

そんなわけで、やってきました高鍋町



宮崎県立高鍋高等学校

相方たっての希望により、今井美樹さんの出身校をチラ訪問

高鍋高校は、今年創立90周年ですって


あまつさえ 今井美樹さんご生誕の地


楽器屋さん跡地



さて、今回の南下はここまで


いつも歴史探訪の道連れにされるウチのダンナさんが
満足げなお顔を浮かべたところで・・・


児湯郡 高鍋町から日向市( 大分県方面 )に向け北上開始です

次回は、曽々祖母にアマテラスオオミカミ

お船出の地



明日は別府市亀川の花火大会ですね

それでは皆さま、素敵な週末を


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