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まーりたん

Author:まーりたん
大分県で暮らす四十路主婦
“ まーりたん ” の
ブログへようこそ(*^^*)♪

日々を彩る ちょっと素敵な
出来事を我が家の笑導犬?
マンジ君と楽しくお届けして
ます。目下、郷土史に夢中♪
心躍る探訪をご一緒に。

臼杵の富士甚醤油マスコット
キャラ・とっくりこだぬき君が
仲間入りしてからは、嬉しさ
余ってマンジ君の“ 悪がね ”
ぶりもますますエスカレート。

そんなふたり(2匹)の様子も
併せてお楽しみ下さい(*^^*)

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毎年9月半ばになると、境内に約4000本もの白い彼岸花が咲き誇り、

白い彼岸花まつり ” が開催される 不老山 正光( しょうこう )寺

昨日、お邪魔して来ました 満開は少し過ぎていたものの、なんとかセーフ

豊前宇都宮氏初代信房開基の正光寺・白い彼岸花祭り(9月22日)

正光寺は、福岡県の築上町 伝法寺( でんぽうじ )地区にある曹洞宗の寺院で、

開基は豊前国の地頭・宇都宮氏初代信房公。 豊後国守護の大友氏と同じく、

源頼朝が文治元( 1185 )年の平家滅亡直後、全国に配置した国人領主です。 




宇都宮氏は 下野国( 栃木県 )より豊前へ入国の際、一族の守り本尊である

文殊菩薩を分霊し、ここへお祀りしたと伝えられてます 豊前の宇都宮氏は

17代目の宇都宮鎮房( しげふさ )の時に、黒田氏によって滅ぼされますが、

豊前領民から大変慕われていたという宇都宮氏縁のお祭りは、今も健在です






そう、この正光寺の境内には、ちょっと面白いものがあるんです

後藤又兵衛自作の手洗い鉢(正光寺)

来年の大河では、塚本高史さんが演じて下さる黒田二十四騎( 黒田家重臣 )

の一人 後藤又兵衛基次さんが作ったと伝わる手洗い鉢です。






初代中津城主・黒田如水( 官兵衛 )の嫡男で、後に初代福岡城主となる長政が

19歳ぐらいの時でしょうか、手柄を挙げて大好きなお父さん・黒田官兵衛さんに

褒められようと、当時豊臣政権に歯向かっていた豊前の宇都宮氏を武断すべく、

計画もそこそこに、宇都宮氏の城井ノ上城へ攻め込んだ際、逆にこてんぱんに

やられてしまいます 黒田長政公は16歳年上の家臣・三宅三太夫さんに

抱きかかえられ泣きながら撤退。 また、長政公より8つ年上の家臣・後藤又兵衛

さん( いずれも黒田二十四騎 )からは、散々コケにされてしまうんですね~






その後、作戦をたて直し、長政公&又兵衛は連携してリーダー格の宇都宮鎮房

さんを中津城内にて謀殺、豊前一揆鎮圧に成功しますが、この二人はとにかく仲が

悪かった様 戦場で長政公が窮地に立たされ、又兵衛さんに助けを求めても、


それしきでやられるような奴は、我が殿ではない


と高みの見物。 そして如水公の没後、ついに後藤又兵衛さんは黒田家を出奔。

豊臣家の直臣となって、大阪夏の陣で討ち死にすることになるんですが・・・。


後藤又兵衛自作の手洗い鉢・正光寺境内


実は、大阪夏の陣を落ち延びて、又兵衛さんは ここ豊前へ戻ってくるんです

そして又兵衛さんは宇都宮一族を滅ぼしてしまった事を後悔し、冥福を祈りながら

この手洗い鉢を彫った、という言い伝えが、不老山正光寺には残っています。

それならば、黒田家の信義に裏切られた宇都宮氏も少しは浮かばれますけどね。



 


後藤又兵衛さんは、黒田官兵衛( 如水 )が播州姫路時代、御着城の小寺氏に

共に仕えていた後藤基国の遺児です 同僚亡き後、如水公は又兵衛を後見。

我が子同然に育て、教育を施し、実子の長政とはライバルの様にして育ちます。





秀吉さんの九州平定後、豊前へ入封した黒田氏は、なんだかんだ手違いから

最初は官兵衛さんの説得により 豊臣の傘下にすんなり入ってくれた国人領主

宇都宮氏に一揆を起こさせてしまうハメとなり、状況は次第にドロ沼化・・・





官兵衛さんはそのとき秀吉さんの命令で、肥後でも起きてしまった国人一揆の

処理等で多忙だった為、息子の長政が豊前・宇都宮氏との交渉に当たります。 

が、若気の至りか、はたまた父・如水公とは明らかに違う武断派の性分からか、

ゴリ圧しで大失敗。 大きな損害を被り、反省の為に頭を丸めようとした時・・・


負ける度に丸めていたら、お前は永久に坊主頭だ


後藤又兵衛さんは長政にそう言い放ち高笑いした、という逸話も残っていて、

司馬遼太郎先生の 『 播磨灘物語 』 でも、長政と又兵衛は やや苛烈すぎる

競争相手だった
、と物語られてます お父さんの事が大好きだった長政と

同じく又兵衛もまた、養父・官兵衛の人柄を大尊敬&心酔しきっていた様子





慶長9( 1604 )年、黒田如水( 官兵衛 )が他界すると、ふたりは対立  

後藤又兵衛さんは黒田家を飛び出し、長政も奉公構え( 追放 )を言い渡し、

刺客まで送ったとも言われています 一時はどん底を味わう又兵衛さん。

後に豊臣秀頼の直臣として名をあげますが、黒田家とは敵対する運命に・・・。

来年の大河では、長政又兵衛も見所のひとつになるでしょうね、楽しみです

 





で、昨日 宇都宮氏ゆかりの正光寺に続いて訪ねた先は、太宰府市の岩屋城

高橋紹運さんが覚悟を決めて、5万の島津軍と戦い抜いた小さな城址です。

本丸からは青い屋根の九州国立博物館など、太宰府市が一望できました。

お墓にお参りした後は岩屋城本丸跡へ。素晴らしい眺望でした

石碑には、嗚呼壮烈なんてインパクトたっぷりに刻まれていますが懐が深く

誠実な紹運さん
を想わせる爽やかな風が吹き渡り、とても心地よかったです






岩屋城本丸跡への登り口では、名将・高橋紹運さんへの敬慕の念を感じる

端正な手作りパンフレット “ 岩屋城[ 1586年 ] 玉砕覚悟の籠城戦 ” を入手

岩屋城本丸跡への登り口で丁寧に作られたパンフレットも入手

ホチキスで綴じられ、雨に濡れても大丈夫な様に一部ごとにカバーも付けられ、

「 ご自由にお取り下さい 」 と書かれていました。 表紙の一文です

岩屋城跡で入手したパンフレットの表紙には・・・



本丸登り口の少し先には、高橋紹運さんのお墓( 胴塚 )もあります。 

高橋紹運と岩屋城兵763名の埋葬地・太宰府観音寺岩屋

昨日は先ず紹運さんのお墓参りを済ませてから、本丸へお邪魔したんですが、

岩屋城に到着して最初に撮った写真に、太陽のいたずらでしょうかね、

綺麗な虹色の玉が写り込み、何だか無性に嬉しくなったり、胸がいっぱいになり

涙がでそうになったり・・・  お天気も終日、素晴らしく良かったです






高橋紹運さんの胴塚は、林道から崖伝いに降りた深い森の中。

家一軒分ぐらいの敷地を石垣で囲い、その中央にある墳墓がそれの様でした。 

紹運さんのお墓は家一軒ほどの敷地。石垣で囲われた方墳でした

島津軍の方々が紹運さんに敬意を表し、最高の軍法をもって葬礼した事が

一目でわかる素晴らしいお墓でした。 しっかり手を合わせてきましたよ


お墓を囲む石垣の上には白蛇の抜け殻?

石垣の上には、なんと白蛇の抜け殻を発見 誰かがお供えしたものかしら、

それとも・・・。 またまた不思議で素敵な出来事に遭遇してしまった一日でした









●参考資料・文献 : 不老山正光寺で頂いた栞~豊前宇都宮氏の歴史

吉永正春著・九州戦国の女たち「 豊前宇都宮氏滅亡と鶴姫 」





本文中の下線付き部分は、当ブログ内関連記事へのリンクです。

記事を最後までご覧下さり、ありがとうございます

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2013/09/23(月) 17:39 | コメント:8 | トラックバック:0 |
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しばやん :

昔は畑や田んぼの畔などで彼岸花をよく見かけたのですが、最近はあちこちが開発されて自然な環境が失われ、彼岸花を見ることが少なくなってきました。

白い彼岸花は滅多に見ることがありませんが、こんなに白い彼岸花が群生している写真ははじめてです。
こういう写真は癒されます。ありがとうございます。

香奈子 : さすがです!

こんばんは(*^_^*)
この記事の前二つを何度も読んでいました。
そして合わせて三つを改めて読んで、
まーりたんさんが、愛をこめて書いていることが、
“あちら”へ通じているんだなあと、しみじみ感じました(^^)

紹運さん、素敵過ぎますね!
あばたもえくぼとはいえ、心をきちんと見てくれる殿方は、
素晴らしい〜〜

来年の大河への期待もジワジワ来てますね!!
こうやって、まーりたんさんから、官兵衛様以外の人物像も
聞かせて頂くことで、大河が何倍も楽しめそうです(^_-)

写真に写り込んだ虹色のもの・・・まーりたんさんへの
感謝だと、確信しています。
先人様たちのことを、大切に書いていることが、
伝わっていると思います。
本当に素晴らしいです!まーりたんさん!

800びくに :

おはようございます^^v-22

この間 息子が大学で白い蛇を
みかけたというのです。
あれって岡山か広島のほうにいる
天然記念物ですよね。
誰かもってきて放したのか・・。

家の裏にも 狸やハクビシンがでるのですが
住宅街に どうしているのかしらねー?
ペットだったら 捨てないでほしいです・・。

白いヒガンバナもいいですね
うちは赤が寂しく1本咲いてます^^;

まーりたん : しばやんさんへ

しばやんさん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

そうですねi-228、しばやんさんの仰る様にe-284 この時期田んぼの畔には
真っ赤な彼岸花が際立っていてe-414、それを横目に小学校へ通っていた
記憶が私もありますv-410 当時は見渡す限りの田んぼに群生していて、
子供心に不気味さを覚える位だったんですけどi-230、気が付いてみたら
彼岸花は、探さなければ出会えない花になってました・・・。
 
正光寺の白い彼岸花、愉しんで頂けた様で良かったですe-266
白い彼岸花は大分市でも滅多に出会えませんe-464 それが何故か
豊前エリア( 大分県北部~福岡県東部 )の道の駅などでは
束で売られているのを見かける事もあってe-317e-77、不思議だな~とi-201

こちらこそ、嬉しく励みになるお言葉をありがとうございますv-421e-415

まーりたん : 香奈子さんへ

香奈子さん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

香奈子さん、こちらこそ手前の趣味に真摯にお付き合い下さり
いつもながら大・大感謝ですe-414 本当にありがとうございますv-398  

はいe-343、おばかさんねと呆れられるほど愛をこめて書いてますi-237i-201
紹運さんの事は、ずっと書いてみたいと思っていたので幸せですi-228i-176
知れば知るほどe-119、素敵な人すぎて溜息ですe-420

島津の大軍に立ち向かったのは決して命を粗末にした訳ではなく、
紹運さんなりの考えあっての決断だった様で...切ない理由ですがe-263
次回からまた連載に戻る予定ですので、宜しければ引き続きお楽しみ下さいv-410e-343

来年の大河e-288、お正月明け早々スタートなのであと3か月余りですねe-266
長いような、短いような・・・なんだか落ち着かないな~i-237
初回は多分、家族( 人間2名と謎のヌイグルミ約2匹e-276e-276 )揃って
テレビの前で正座をし、手に汗握りつつ観る画が浮かびますi-179
で、翌日は興奮気味に記事を書くんだろうな~i-239
( 大分方言でこういう人e-29を “ ばかごんごとある ” といいますi-202

虹色の玉e-420、香奈子さんにそう仰って頂けると本当に嬉しいですe-446
紹運さんから 「 ようこそv-410 」と言われている様な温かい気持ちになって
感無量でしたi-80 自宅に帰りパンフレットを読んで知った事ですが、
紹運さんは、馳せ参じてくれた人( 昔の言葉ですみませんi-278 )を
労う言葉を欠かさなかった方でもあった様なんです・・・v-398

何だか実父が他界して以降、あっちの人v-282だって元は同じ人間だから
っていう気軽さが備わってしまってi-229・・・困ったものですi-179 

香奈子さん、こちらこそいつも深く感じ取って下さり感謝しきりですi-175
本当にありがとうございますv-410e-266

まーりたん : 800びくにさんへ

800びくにさん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

白蛇、私は別府市内のとあるお城e-496で飼われている蛇くんしか
観たことがないんですが、瞳が赤くて可愛らしかったですi-236
中国地方生息?の天然記念物とは知りませんでしたe-330

石垣の上の抜け殻は、真っ白くて、まだ新しいふうで綺麗でしたよv-410
わざわざ持ってきたとしてもどこからe-3どうやってe-3って
感じですし、抜け殻を石垣に載せた状態では、風ですぐに
吹き飛んじゃうしi-205、もしやお墓に棲んでたりe-451・・・謎ですi-237

800びくにさんの息子さんは、実際に白蛇さんと
遭遇されたんですねe-302e-266 誰かのペット、なワケないですよねi-229
だとすると吉兆かもしれませんネi-228 良い迷信は信じるべしe-68e-343

タヌキやハクビシン、えっe-451ちょっと待ってくださいi-201
800びくにさんって都市部にお住まいでしたよねe-3
大分の田舎でもタヌキにはそうそう出会えませんよ~i-282
野生動物の暮らせるエリアが無くなりつつあるのかなぁe-351
ペットを捨てたのなら、許しがたいですねe-258i-191 

彼岸花、色が違うと雰囲気も全く変わりますよねe-343
赤い彼岸花、ウチの近所には一本も咲いてませんe-330
見なくなってから初めて気付くと言う・・・i-202
子供時代は、そこらじゅうで見かけたんですけどネe-119v-410

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