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まーりたん

Author:まーりたん
大分県で暮らす四十路主婦
“ まーりたん ” の
ブログへようこそ(*^^*)♪

日々を彩る ちょっと素敵な
出来事を我が家の笑導犬?
マンジ君と楽しくお届けして
ます。目下、郷土史に夢中♪
心躍る探訪をご一緒に。

臼杵の富士甚醤油マスコット
キャラ・とっくりこだぬき君が
仲間入りしてからは、嬉しさ
余ってマンジ君の“ 悪がね ”
ぶりもますますエスカレート。

そんなふたり(2匹)の様子も
併せてお楽しみ下さい(*^^*)

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天正12( 1584 )年3月、筑前・筑後・豊前エリアの反大友派を味方につけ、

強大な新興勢力へと成長しつつあった肥前の龍造寺隆信さんが、あろうことか

島原の沖田畷( おきたなわて )で、島津・有馬の連合軍に討たれてしまいます





それまで龍造寺氏に味方していた反大友派は、今度は一斉に島津氏へ付き、

秀吉さんの九州征伐2年前の勢力図は、最大勢力に膨れ上がり九州制覇目指し

北上する薩摩の島津氏 日向耳川の大敗以降、衰退の一途を辿りながらも

北部九州6か国の守護と 九州探題(九州の武家を統制する役職)の誇りに懸けて

領地の死守に踏ん張る豊後の大友氏との攻防図へ、描き替えられて行きます





筑前( 福岡県北部 )では立花道雪さんと高橋紹運さん、それに道雪さんの娘婿・

統虎(後の立花宗茂)さんも新婚生活を返上し、反大友派勢力の攻撃に対抗中 

豊後大友氏21代 宗麟から既に家督を譲られていた主家の嫡男・22代義統

( よしむね )さんも、本拠地の豊後( 大分県 )で7千名の兵をかき集めると同年

7月、旧領を奪還すべく 筑後( 福岡県南部 )の黒木へ出兵させます

臼杵城址(丹生島城)

今回は、そんな筑後旧領奪還大作戦について綴る予定だったのですが、

高橋紹運さんと妻の宋雲尼さんが元亀元( 1570 )年5月、 当時4歳の千熊丸

( 後の立花宗茂 )を伴い、豊後高田・筧の館から 筑前の太宰府岩屋へ転勤に

なって以降、おざなりになっていた豊後での出来事を書き留めておこうかな、と






元亀元( 1570 )年といえば、大内氏の旧領継承を大義名分に九州へ攻めてきた

毛利氏との2年に亘る戦も引き分け的に収束、反抗を続ける肥前の龍造寺氏とも

激戦( 今山の戦い )の末に講和が結ばれ、ようやく平穏な日々が訪れた年

臼杵城・佛狼機砲レプリカ

名実ともに九州の覇者となった大友氏21代宗麟には、天正5( 1576 )年

ポルトガルより日本初の大砲 “ フランキ砲( 国崩し ) ” が贈られます






豊後とポルトガル( 南蛮 )の交易は、天文20( 1551 )年の出来事から

始まります。 宗麟は当時21歳で、大友義鎮( よししげ )公と呼ばれていました。

フランシスコ = ザビエルを豊後へ招き、鉄砲の火薬など 武器と引き換えに

キリスト教の布教を許可 以降、大友館(政庁)が在った豊後の府内( 大分市 )

には、デウス堂(教会) を始め育児院、西洋( 南蛮 )式の病院等が建てられ、

クリスマスには演劇や演奏会も開催。 国際貿易都市として発展していきます





鎧坂

けれども宗麟の正妻・奈多夫人は、奈多八幡の大宮司の娘だったこと、それに

国東水軍を統括する実兄の田原親賢( ちかかた )を大友家の加判衆にして、

両家の更なる隆盛を図る政略結婚だったために、奈多夫人は宗麟がキリスト教に

興味を持つ事すら快く思わず、断固阻止 宗麟の心を縛り付けようとします。



戦いもせず、騙しもせず、敵にも愛を持って、ですって?

そんなヤワな教えで国が守れるワケが無いでしょっ




以上が奈多夫人のご意見 責任感のある立派な奥様なんですけどお気の毒

早くに実母を亡くした宗麟にとっては、妻には慈母的な安らぎを求めていた様で、

高慢な奈多夫人からは次第に心が離れていきます。 奈多夫人にとってみれば、



大友家を第一に考える良妻なのに、なぜ私じゃダメなの



当時のキリスト教布教の真の目的を思うと、奈多夫人の言う事も間違ってません。

が、キリスト教は既に宗麟の深い傷を癒してくれる絶対的なものとなっていた様。

お姫様として蝶よ花よと育てられた奈多夫人にはこの部分は推し量れなかった








毛利氏との戦も終わり、当主としての役目もひと段落。 重臣の戸次道雪さんを

呼んで立花城督を命じる時
、宗麟はポツリこう漏らします  「 もう疲れた...

だけどこれは夫婦問題の愚痴ではなく、戦で死山血河を見るのはもう嫌だ、の意。





「 周防の大内家でクーデターを起こした陶隆房共々、毛利氏に滅ぼされた弟の

晴英は、わたしが弔い合戦に勝ったからといって、果たして喜んでいるだろうか...。

あの時ザビエルが言っていた通り、戦は何の解決にもならないのかもしれない...。

わたしは府内の大友館を出て、臼杵へ城を移し、家督を息子に譲って隠居する 」





群雄割拠時代の戦国大名らしからぬ、迷いに迷いまくった気弱な発言ですが、

キリスト教に心酔しながら一門の手前、遠慮していた宗麟なら最もな胸の内です。

また、このあと宗麟は自暴自棄的に享楽主義へ傾き、道雪さんの手を焼かせて

しまいますが、この堕落期?がなければ 大分の鶴崎踊りは誕生しておりません


ノビシャドをモデルにした観光案内所サーラデうすき


宗麟&奈多夫人の夫婦仲はこんな感じで、ずっと平行線のままでした・・・。

臼杵に城を移してからは、キリスト教や信者を庇護する事を自らの救いにしたのか

執心は増すばかり。  宗麟の影響で豊後のキリシタンも爆発的に増加します。

そして挙句は臼杵城を妻に譲り離婚 宗麟は48歳にして念願だった受洗をし

晴れてキリシタンに さらには一族家臣の大反対を押し切って、40歳をとうに

過ぎた敬虔なクリスチャンの侍女頭と再婚  自分の意見に逆らう者を罰したり

追い出すどころか、自分から城を出て行っちゃう当主様なんて前代未聞モノ







ですが、この一見とんでもない豊後国主の行動からは、宗麟の心根の優しさや、

本当に求めていた幸せは、絶大な権力や富を得る事ではなく、駆け引きの無い

母親的な愛情と 心の平穏だった事が、痛いほどに伝わってくるんですよね・・・

不遇な過去があるとはいえ、マザコンお坊っちゃま的な宗麟を見限って離反する

一族家臣が相次ぐ中にあり、立花道雪さんや高橋紹運さんなど人間的にも大変

優れた家臣・名将の心を最後まで掴んで離さなかった事にも頷ける気がします

大友宗麟公と天使(臼杵アズレージョ)



ただ、宗麟と奈多夫人の不仲は、夫婦間や家臣達だけの問題にとどまらず、

奔放な父・宗麟に翻弄される母・奈多夫人を心配しながら育った息子、

大友氏22代目の義統( よしむね )の人格にも影響を及ぼしていきます

義統は、母を悲しませる父を憎んで罵るときもあれば、

神仏への寄進に限っては見境のない母を見かねて諌めるなど、

父母の間で揺れ動きながら、統率のとれなくなった大友氏一門を背負っていく

運命な訳で、こちらも宗麟然り国主の憂鬱というか、少々お気の毒です。





そんな22代目・大友義統さんも、耳川の戦いで大敗した後は豊後に於いて活躍。

離反した大友家臣と通じ本拠地・府内へ攻めてきた秋月氏勢を鎮圧するなど、

筑前守の道雪&紹運コンビさながらに、頑張っていらっしゃるんですよ 

一方、父の宗麟は耳川の戦後に体調を崩すものの、臼杵にノビシャド( 修練院 )

を設立したり、府内にはコレジオ( 神学校 )を開校させたりと、相も変わらず

ライフワークに努めます。 が、伊藤マンショ天正遣欧使節を ローマ教皇の元へ

派遣した天正10( 1582 )年に病が悪化。 療養のため津久見へ移住します 

大分市鶴崎のエスペランサ・コレジオ



津久見で療養生活中の天正13(1585)年9月、道雪さんの訃報を聞くと 宗麟は

意を決し、翌年(1586)年3月、病の体で大坂へ 関白となっていた秀吉さんに

降り、島津征伐の援軍を懇願 これを受けて秀吉さんは、天正14( 1586 )年

7月25日、側近の黒田官兵衛孝高に九州攻め( 島津軍鎮圧 )の先鋒を命じ

四千名の兵を付けて京都を発たせます( 秀吉軍は8か月後に出発 ) 




高橋紹運さんが岩屋城を包囲する島津5万の大軍に大ダメージを与え

最期を遂げたのは同年同月27日、官兵衛さんが京都を進発した2日後でした 

こういう流れで時代は移っていきます。 




ということで、次回道雪さんが没するときに遺した名セリフも交え、風神雷神こと

高橋紹運さんと立花道雪さんの 筑後旧領奪還戦のお話をさせて頂きます





紹運と宋雲尼【】【番外編B】【8】【





●参考:小和田哲男著 『 黒田如水~臣下百姓の罰恐るべし






本文中の下線付き部分は、当ブログ内関連記事へのリンクです。

記事を最後までご覧下さり、ありがとうございます

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2013/10/09(水) 18:28 | コメント:4 | トラックバック:0 |
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香奈子 : 立場によれば・・・

こんにちは*\(^o^)/*
この時期にクーラーをつけないといけないなんて
何とおかしな天候でしょう^^;

今回の記事もそうですが、このシリーズ、
もちろんいつもの、楽しさもありますが、
何故か、まーりたんさんの気迫みたいなものを感じます。
先人さん達が自分の思いをまーりたんさんに託しているような・・・

見方を変えてみれば、まーりたんさんのいうように、
奈多夫人は、我が夫の為にと懸命だったんですよね。
しかし、宗麟公の側に立ち、見てみると、
子供の頃からの様々なことから、何を持ってして
自分の生きる道と考えたかは、お二人は真逆なんですよね・・・
どちらが良い悪いもない・・・

これって、今の時代も同じですね。
相手のためと思っていることが、実は追い詰めていたり。。
今回は、生きる姿勢を学ばせて貰った気がします!
ありがとうございました☆

まーりたん : 香奈子さんへ

香奈子さん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

昨日と一昨日はこちらも蒸し暑くてe-443クーラーのリモコンに手がe-390e-266
香奈子さんもだったんですねi-278 で、昨夜の夕食は迷わずに
素麺を茹でました。 冷たくてe-252も~生き返りましたe-349

そうなんです、香奈子さんv-410e-343
やっぱりこういった先人さん達の物語記事を書かせて頂く時はe-149
探訪先で見聞きした事e-317、察知した感覚とかをリアルに思い出しつつv-398
当人の気持ちを考えながら綴るので、白熱気味になっちゃいますi-229

でも、これは私がそうしたいからでi-228、逆に生じっかな気持ちでは
文章や構成が浮かんでこないしe-351、先人さん達にも失礼な気がして...。
もっと表現力があればいいんですけど、この程度が精一杯ですv-393
拙ない記事に毎回真摯にお付き合い頂き本当に感謝です、香奈子さんv-421e-414

また、こうした記事から感じ取る事はウチの相方も然りみたいでi-236
今やすっかり慣れっこですi-278 探訪先の城跡やお墓などに佇むと、
「 今日は更科六兵衛さんほか何名様を自宅へお招きするんe-3 」とか、
記事を書き終えると「 ああ、今日お帰りになったみたいやな 」とか、
「 次は、それがしのことを書いて下されi-197っち、並んじょんぞi-278
まーりたんは戦国レジかv-361 」 とか、フツーにのたまっておりますi-202  

宗麟公と奈多夫人の事は、香奈子さんも良くご存じのとおりi-228
これ迄にも度々書いてきてi-220、大友氏関連の史跡も沢山巡ったせいか、
厚かましくも身内感覚v-411e-3 きっとこう思ってたんじゃないかな~
なんて、手に取る様に解るんですe-343 ただの思い込みでしょうけどネi-235

史実のみ正確に記す事も大事ですけど、史実や逸話をベースに歴史好き
中年主婦の逞しき妄想を加えたこんな郷土史ブログe-496があっても
良いんじゃないかしら、なんて思ってますv-410 e-140厚かましいですね~i-179

それに物語調だと自分も楽しんで書けるしe-266、先人さん達の生き方を通して
学んだ事や、人生の教訓になりそうな事、未来に活かせそう事なども
織り込めますしv-426 香奈子さんをはじめ、閲覧して下さる方に
読んで良かったナとか、なんとなく面白かったナとか楽しんで貰える、
そんな歴史記事を目指して、のんびりマイペースで精進してますe-365e-343

香奈子さんはそうした自身の想いを、いつもながら以心伝心的にe-3
察知して下さるので嬉しくてたまりませんi-237 私こそ本当に感謝ですi-228i-176

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