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まーりたん

Author:まーりたん
大分県で暮らす四十路主婦
“ まーりたん ” の
ブログへようこそ(*^^*)♪

日々を彩る ちょっと素敵な
出来事を我が家の笑導犬?
マンジ君と楽しくお届けして
ます。目下、郷土史に夢中♪
心躍る探訪をご一緒に。

臼杵の富士甚醤油マスコット
キャラ・とっくりこだぬき君が
仲間入りしてからは、嬉しさ
余ってマンジ君の“ 悪がね ”
ぶりもますますエスカレート。

そんなふたり(2匹)の様子も
併せてお楽しみ下さい(*^^*)

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『 島を愛し、島の人びとを愛した人が、この島を魚の宝庫として

わしらの手に渡したのだから、あらゆる手段をこうじて、つぎにくるものの手に、

魚の宝庫としての姫島を渡さなければならぬ義務が、わしらにはあるという事さ 』




大分県の姫島が舞台の物語 ふしぎな石と魚の島では、海岸寺の住職さんが

“ 百年先も、豊かな海の恵みで島民が幸せに暮らせることを常に視野に入れ、

島を愛する人々が、遠い昔から心血を注いできた歴史 ” を 線香の灯に喩え、

主人公の少年・村岡三五と春夫へ、ユーモアも交えて語り聞かせます 




海岸寺は姫島に実在する名刹です。  椋鳩十先生の取材に対し、住職さんが

実際に線香の灯に準えて、お話をされたのか、それとも椋先生のアレンジかは

謎ですが、何故リレーのバトンや蝋燭の炎でなく、線香の灯に喩えたんだろう

やっぱりお寺だから線香なの それとも・・・。 そんなことを考えながら、姫島

七不思議・浮田
を後に、自転車を漕ぎ 到着した次なる探訪先 姫島燈台

姫島18・明治37年に点灯された姫島灯台


姫島の東端、柱ヶ岳鼻 57メートルの断崖上に建つ姫島燈台の歴史は古く、

関ヶ原の戦いから5年後の慶長10( 1605 )年、小倉藩主の細川忠興公

領国姫島に、かがり火を用いた和式燈台を設置したのが起源だそうです

姫島19・慶長10年に小倉藩主・細川忠興公が篝火灯台を設置した事に始まる

関ヶ原合戦後、細川忠興公は豊前一国と豊後国東郡一円、それに速見郡の

一部を継嗣 細川忠利と共に30万石で拝領し、大分のお殿様になったんです 

そして慶長5( 1600 )年12月、こちらも同じく関ヶ原の功で豊前中津を離れ、

筑前福岡へ移った黒田如水( 官兵衛 )&長政親子と、入れ替わりで中津入り。




慶長7( 1602 )年より豊前小倉城の造営を始めた細川忠興公は、居城を

小倉へ移し、豊前中津城は継嗣・細川忠利公のお城になります・・・が!

大坂夏の陣で豊臣家が滅亡した元和元( 1615 )年、徳川幕府が発布した

一国一城令により、中津城は破却の危機に直面

ここで頑張って下さったのが細川忠興公 中津城を自分の隠居城として

残して貰えるよう幕閣中心人物に掛け合って見事、残置が認められるんです

今日、中津城で官兵衛さんが築いた石垣を見れるのは 忠興公のお陰 感謝




因みに継嗣・細川忠利公は元和6年、父・忠興公隠居後に小倉城へ移った後、

寛永9( 1632 )年、改易された肥後の加藤家に代わって熊本城主に忙し~


姫島17・57m高の断崖・柱ヶ岳鼻の姫島灯台

では、お話を近代の姫島へ戻しまして 徳島産の花崗岩で造られたという

眩しいほどに白く美しい姫島燈台 解説板によると、その高さは12メートル。

姫島灯台

建設は明治35( 1902 )年に始まり、2年後の明治37年3月20日に完成。 

以降、瀬戸内海、豊後水道、関門海峡三航路の合流点で海上交通要衝の地

姫島沖合を航行する船の安全を守り続けて、百年以上にもなるんですね

姫島20・姫島灯台北面、記念撮影用の踏み台も

解説板の終わりには、次のような言葉が添えられていました


この灯台が、点灯以来数多くの船人の命と貴重な財貨を人知れず

救って来たであろうことを想う時、これからも夜ごと美しい光を

沖き行く船に投げ続ける様、祈念するものであります
。 』


まるで姫島燈台に心があるかのように綴られた、慈しみを感じる文章です。

小さな島の燈台から投げ続けられる、暗い海上を照らす美しい光 

受け取って航行する沖合の船は、その光にほっとしたり、望みを感じたり。

この燈台も、島の方々にとっては大切な線香の灯なのかもしれないなぁ

姫島21・姫島灯台南面から眺める周防灘・国東半島

線香って、ほんの少しの心無い力を加えただけで、簡単に折れてしまいます。

だけど、その灯は蝋燭の炎とは違い、少々の風が吹いたぐらいでは消えません。

弱さを知っている強い心には、慈しみや想像力、色んなものが詰まっている。
 
だから椋先生は、蝋燭でもバトンでもなく、線香の灯と表現されたのかしら






そう、姫島燈台が建つ この岬・柱ヶ岳鼻の下には、3つの大きな海蝕洞窟が

あるんですけど、海側からしか見れないのでパンフレットの写真を拝借。

姫島22・周防灘から柱ヶ岳鼻の姫島灯台を見ると崖下に海蝕洞窟

海蝕洞窟の中、海面から2メートルほど上の辺りには、阿弥陀三尊の姿に似た

不思議な形の牡蠣が群生しているらしく、それは海水に浸かることがなく、

姫島七不思議 『 阿弥陀牡蠣( あみだがき ) 』と呼ばれてます

姫島23・姫島七不思議・柱ヶ岳鼻海蝕洞門の阿弥陀牡蠣解説板

珍しいからといって獲って食べちゃダメですよ、お腹が痛くなるそうですから









というわけで、島の東端より、走ってきたひめしまブルーラインを振り返る

姫島25・姫島東端の柱ヶ岳鼻より、姫島ブルーラインを振り返る


今度は島の北側の海岸線に出て、西の方角へ折り返しです

西へ折り返し。姫島北側の海岸線を奔って3つ目の七不思議へ♪

次回は姫島の女神さま御用達鉱泉と、お屋敷跡へご案内しまーす









●参考資料 : 豊田寛三・後藤宗俊・飯沼賢司・末廣利人著 『 大分県の歴史 』

大分県姫島村 企画振興課発行パンフレット 『 おおいた姫島ジオパーク構想 』






本文中の下線付き部分は、当ブログ内関連記事へのリンクです。

記事を最後までご覧下さり、ありがとうございます

関連記事

2014/04/22(火) 04:40 | コメント:11 | トラックバック:0 |
コメント

サニーサイド :

白い灯台が青空に映えますね〜
100年以上も経っているとは思えない美しさですね。

蝋燭ではなく線香の灯,弱さを知っている強い心・・・
まーりたんさんの考察はいつも素晴らしいですね〜!感服いたしますm(_ _)m
私達もこの島(日本)の恵み・宝を次の世代へとしっかりと繋いでいかないといけませんね!

話が飛びますが…
自分だったら毛利につくか,信長につくかどうしたろうなぁって官兵衛をみながら毎週考えちゃいます(笑)

まーりたん : サニーサイドさんへ

サニーサイドさん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

お忙しい中お付き合い下さり、ありがとうございますe-466

姫島灯台、まばゆいばかりの美しさに私もびっくりですe-451e-2
40年位前までは灯台守さんがいらしたみたいですけど、
建てられたのは明治ですからね~i-230 姫島を愛し、大切に守り続けている
島民の方々の心意気ここにも。 圧巻と共に頭が下がるばかりでe-330

弱さを知っている強い心、なんて書くとカッコつけてる感じですねi-229
すみませんi-237i-201 だけど日本人の誰もが根っこに持っているはずの
ものだと思いますしi-228i-80 嬉しいお言葉、畏れ入りますv-421

毛利につくか、織田につくか、私もサニーサイドさんに同じですけどv-393
ただ頑なに守ろうとして雁字搦めになったり、保身や損得勘定だけで
動こうとすれば、やはり物事は巧く行かない仕組みみたいですねe-351 

守るべきものを守る為には、一見真逆の柔軟性あってこそかもe-274i-179

大分ナシカ : こんばんは

姫島灯台ナシカも行きましたよ~!(^^)!

ここアサギマダラがたくさんいるんですよフジバカマのドライフラワーを木にぶらさげてあるから。

アサギマダラを撮影する場所はこの姫島灯台かあと二か所ありますがナシカは現地のおじさんと仲良くなって秘密の場所を教えていただきました(笑)

全ポチ★

今日も一日お疲れ様でした。

香奈子 : 不思議。。

こんばんは(*^^*)
姫島という所、教えて頂く内に、心の中に風景が、
しっかり織り込まれて来ました。
行ったこともないのに、懐かしい気持ち。。

灯台、素敵ですね。洞窟も凄い〜
阿弥陀牡蠣、不思議ですね。やはり御仏様だから、
食べたら失礼ですよね、だからお腹を壊すのかな、不思議(≧∇≦)

次回も楽しみです。又々まーりたんさん、美人度UPですね!

つねまる :

こんばんは、まーりたん様。

大阪からフェリーでそちらに向かう夜は、ずーっと瀬戸内海を眺めてます。橋についた信号機とか、明日の天気を示す標示とか。
今は灯台が目立たないくらい注意喚起の明かりでいっぱいです。来島海峡、狭いですもんね。
昔は真っ暗だったんだろうなあ。小さな火でもよく見えたんだろうなあ。

そして、忠利君まで登場!兄上と父上の間で頑張りましたよね。
細川さんち巡りで、門司入港で柳川往復(ここは外せない)し、小倉城などを駆け回りましたよー!

っと、まーりたん様の過去記事にお邪魔。
すごいなあ。何でも記事になってて。

九州の好きなものは全部まーりたん様がおでかけ済み!次の記事も楽しみです!

まーりたん : 大分ナシカさんへ

大分ナシカさん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

ブンゴの名カメラマンe-94i-189ナシカさん渾身の姫島灯台、
ブログにアップされていたのは確か、昨年秋だったでしょうかv-410e-3
よーく憶えてますよ~v-426e-266 

今回、姫島灯台の休憩所も覗いてみたんですがe-317v-345
フジバカマのドライフラワーには気付きませんでしたe-330
そんな工夫もされてるんですね~e-451

アサギマダラ、私は逆柳から少し山の中に入ったフジバカマ畑で
撮影しましたよi-236 最初はちょっと迷ってしまったんですけどe-215i-202
どこからともなく現地のオジサンが現れてv-509、用件を話したら
すぐに道順を教えて下さってe-141、無事辿りつけましたe-343 

今思えば、近くには御大師様の野宿祠が在ったし、もしかすると
現地のオジサンの姿を借りた弘法大師様だったのかもしれないv-509e-420i-199
ナシカさんが仲良くなられた姫島のオジサンも、もしかしてi-278

いつもお気遣い頂き、恐縮ですv-398
ナシカさんもお疲れ様ですe-287v-22

まーりたん : 香奈子さんへ

香奈子さん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

姫島は一周18キロほどの本当に小さな島なんですがe-255
それだけに島の事をひとつ知る度に、愛着が湧いてくる感じですi-176
この島に暮らしている方は、なおさらだろうなぁと・・・v-398 

また、古代伝説縁の素朴でロマン溢れる史跡が多いせいか
懐かしさも覚えます。 香奈子さんとそれを共有できて嬉しいですv-410e-343

姫島灯台、手入れも行き届いていて、美しさにびっくりでしたe-451i-202
阿弥陀牡蠣、食べちゃったチャレンジャーが過去にいたのかな・・・i-230
なんて思いながら、解説板の写真を撮りましたe-94i-278 

次回も楽しみにして下さり、ありがとうございますv-421e-414
姫島の女神様が美と健康を保ったe-297 と言われる伝説の温泉i-186
いざ入浴i-237i-178 と行きたいところですが、欲をかくとこうなりますi-282
・・・的なオチが待っていそうe-3ですi-229

まーりたん : つねまるさんへ

つねまるさん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

さんふらわあの船内から赤e-23や緑e-18の光りの点滅を熱心に見つめるe-317
つねまるさんの可愛いらしい姿i-80、目に浮かびますi-237
瀬戸大橋を潜る時は船内アナウンスも流れて、わくわくしますよねi-228i-176

ここ5年程さんふらわあを利用する機会が無いんですがi-201
今度乗った時には姫島灯台の灯り、探してみたくなりましたe-343
だけど、つねまるさんの仰る通りe-284、今は他の明かりで見分けが
つかないかもしれませんねi-230 ならば、心の目でi-278

つねまるさんは細川氏についても凄くお詳しいんですねi-183i-201
忠利君、私は今回の記事に書いた他では、熊本城DE額づき事件e-466
ぐらいしか知識がなく・・・いかんなあe-443

大分市の東部は加藤清正公の飛び地だったこともあって、
後を引き継いだ細川さん縁の史跡も多いんですが、自身の中では
清正公があまりに濃すぎe-3て、思いっきり偏ってます・・・i-229

過去記事もご覧頂き、また楽しんで下さっているご様子で、
凄く嬉しいですe-349 「 九州の好きなものは全部・・・ 」
逆に言わせて頂くと、つねまるさんが大分県を主とする九州史にも
大変精通なさっていることに驚嘆すると同時に、大感激ですe-259

九州史をマスターしてe-399、関西方面の史跡探訪に出かけられる日が
果たしてソレガシに来るのだろうか・・・i-202

次回の記事も楽しみにして下さり、ありがとうございますv-410e-414

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

シュークリーム :

自転車で島一周~|д・) ソォーッ…
気持ち良さそう|д・) ソォーッ…
不思議なモノもいっぱいあるし・・・・
凄く素敵なり(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン
オイラもどっか行こう(`・ω・´)

まーりたん : シュークリームさんへ

シュークリームさん、ようこそ♪
貴重なお時間を割いてのご訪問、温かいコメント
いつも心より感謝していますe-446v-238

姫島の記事にもお付き合い頂き、ありがとうございますv-398

自転車で島めぐり、気持ち良いですヨe-215e-343
夏場になると、えらいこっちゃですけどねi-229
5月と10月がお勧めですv-410v-426

GW、後半は好天に恵まれそうですねv-278
シュークリームさんもミルフィーユちゃんと
どうぞ素敵な休暇をe-287e-420

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