はっ


第五話 「 青山の戦い 」 で、まーりたんをぼろぼろに号泣させた
永井武兵衛殿ではござらぬか~



で、武兵衛様のお隣には、勝手に呼んで 黒田二十四騎のランドマークタワー

もこみち太兵衛さんも、いらっしゃるではあ~りませんか


さらに太兵衛さんのお隣には、濱田善助さんに高橋九郎右衛門さんまで


ま~、黒田家重臣の方々の何と麗しいこと

手掛けられたイラストレーターさんのお名前を絵の中、近辺探したものの



残念ながら見つけられず・・・orz 作品のみのご紹介となってしまいました

さ、そんな相変わらずのばかご中年

云いますと、福岡県は行橋市の複合文化施設 コスメイト行橋 2階の廊下

悪さをして廊下に立たされているのではありませんよ

特別企画展示室を備えた行橋市歴史資料館になっているんです



福岡県 行橋( ゆくはし )市は、かつては豊前( ぶぜん )京都( みやこ )郡の
一部で、秀吉さんの九州平定後は黒田官兵衛さん( 黒田如水公 )の御領地。
黒田家が筑前へ移った関ヶ原後は、細川忠興さんの御領地となったところです。
そして、黒田二十四騎の後藤又兵衛基次さんが、黒田如水公の死後、
筑前黒田藩を脱藩して、最初に身を寄せた場所でもあるんですね、行橋は


脱藩後、故郷・播磨を目指す又兵衛さんは道中、豊前を通らなくてはならず、
前もって細川忠興公に通行願いを出していたんですが、人格と、戦での実力を
名だたる大名達からも認められていた又兵衛さん

手紙を読んだ忠興公は、「 いつでも喜んで召し抱える

実際に逃げてきた後藤又兵衛さんを、細川忠興公は自分の御茶屋屋敷
( 行橋の西福寺 )に一時匿い、御用庄屋だった守田家に世話をさせるんです。
前説が長くなりましたが

後藤又兵衛さん関連の貴重な資料や、槍などの遺品も展示されてます。
まーりたん今回はこれ目当てに訪れたんですけど、2階へ上がってみたら
廊下には冒頭の黒田武士ほか登場人物の素敵なイラストが飾られていて

企画展示室では大河に連動した、以下の期間限定展示の最中でした



『 秀吉・黒田官兵衛見参~馬ヶ岳城の世界 』 と銘打つ
行橋市教育委員会主催の特別展は、今年の12月14日までの模様

官兵衛さんに精通されている方、勉強中の方ならご存知だとは思いますが、
馬ヶ岳城というのは、官兵衛さんが豊前へ入封して最初に入ったお城で、
行橋市にあるんです。 ただ、山城で、城下町を造るには不便だったため、
大分県 宇佐市の時枝城を経て、最終的には同、大分県 中津市の山国川
河口に中津城を造営して、ここが筑前に移るまでの居城となります

しかし墨で書かれた大きな垂れ幕、迫力を感じます。
その下に3つほど写っている兜、カメラをぐぐーっと引いてみると・・・



企画展示室入口、雛段の最上段、金屏風の前には、黒田官兵衛さんの
トレードマーク的な 赤漆塗合子形兜( あかうるしぬり ごうすなりかぶと )。
隣には嫡男で初代福岡藩主・黒田長政公の漆塗桃形大水牛脇立兜
( うるしぬり ももなり だいすいぎゅう わきたてかぶと )。 長っ


そうして、殿と大殿様をガードする様に並んでいるのが黒田二十四騎の方々が
被ってた兜。 黒田二十四騎見参!もとい、黒田二十四騎の兜見参!ですネ

これらの展示兜は勿論レプリカですが、兜師・福田弘氏作の精巧で重厚感ある
逸品揃い




兜に、それぞれ番号札をつけてあるのは、投票箱に好きな兜の番号を書いて
投票してね、という総選挙も行われてるからの様



ちなみに、中間結果では、トップはやっぱり強そうでインパクトあるもんね

黒田長政公の大水牛脇立兜

有岡城幽閉時、牢番を務めていた加藤重徳の子・黒田三左衛門一成さんの兜。

有岡城の牢番・加藤重徳さんは、栗山善助さんが官兵衛さんに接触するのを
黙認したんだそうです。 官兵衛さんはその恩で牢番の子・一成を引き取り

実子同然に育て、黒田姓を授けたんだとか。 又兵衛さんやら一成さんやら、
官兵衛さんが実子同然に可愛がる男子が続々と増えて、長政公がお父さんに
認めて貰おうと焦って暴走気味になる気持ちも、何となく分かる様な気が・・・

で、中間結果ワースト1は、野村太郎兵衛さんの兜でした。
この方は、母里太兵衛さんの異母弟ですが、宇都宮鎮房さん謀殺の実行役
だった方です・・・。 豊臣政権に強引に平定された城井宇都宮氏の旧領で
この結果。 もしかして・・・本気なのでしょうか


また、投票箱の壁には、ハンガリーからいらっしゃったお客様のご紹介が

御本名は見えないようにトリミング&画像も小さめにしました

行橋市歴史資料館、ウェルカム&オープンな感じで、なんだか和みます


陣羽織に兜師さん制作の展示兜を被られて、ご満悦の様

お願いすれば、まーりたんも兜、被らせて貰えたのかしらん


こんな調子で、企画展示室の入口付近で遊んでばかりいて先へ進まない

だって面白いんだもん


●参考資料 : 宇都宮靖著 『 鳶の笛~黒田官兵衛と宇都宮一族との戦い 』
八幡和郎監修 『 軍師 黒田官兵衛~その戦略と生涯 』
小和田哲男著 『 黒田如水 』 / 行橋市歴史資料館 資料解説フリップボード
※本文中の下線付き部分は、当ブログ内関連記事へのリンクです。
記事を最後までご覧下さり、ありがとうございます

- 関連記事
姫島七不思議 観音崎の千人堂の記事を、何度も見ていたので、
コメントする前に、この記事がアップされました!
いやあ〜まーりたんさん!いつも丁寧に教えて頂き、
ありがとうございます。沢山感じることや、学ぶことがあり、
大満足です!!
観音崎の千人堂、私にも火曜サスペンスのBGMが
聴こえました〜黒曜石の崖、見てみたいです・・・。
いきなり、素敵なイラストで始まった今日の記事!
すごいクウォリティですね!ビックリ!
兜の総選挙、興味津々です〜
これからの大河も、又々楽しみですね〜♪